サーキュラーエコノミー(資源循環)の推進
循環型社会の実現に向けた取り組み
当社グループは、限りある資源を有効活用し、循環型社会を実現すること次世代に対する責任であり、あらゆる視点で考えて取り組むべき重要課題であると認識しております。循環型社会の実現へ向けたさらなる貢献を目指してまいります。
廃食用油の回収

~揚げたら、飛ばそう~
飲食店や家庭から出る使用済の揚げ物油(廃食用油)を回収し持続可能な航空燃料(SAF)等に再資源化する取組みを2024年6月下旬より開始いたしました。
回収方法が限られており、廃棄されてしまうことが多い家庭の廃食用油も商品お届け時に回収いたします。ラストワンマイルのお届けまでをワンストップで行う自社物流網を利用して回収・集約することで、新たなCO2を発生させずに、循環型社会の実現への貢献を目指します。
現在、首都圏・関西・九州の営業エリアにて実施しております。
SAFとは、主にバイオマス(動植物由来の資源)や、廃食用油、都市から出るごみなどを原料として製造される持続可能な航空燃料です。従来の航空燃料よりも温室効果ガスを大幅に削減できると期待されています。
≪再資源化の仕組み≫
カクヤスの各拠点にて回収した廃食用油は社内物流センター及び各配送センターに集約され、株式会社レボインターナショナルが引取りを行います。その後、株式会社レボインターナショナルにおいてバイオ燃料化(SAF)され、廃食用油が再資源化される仕組みとなります。また、産業廃棄物の管理等を行う株式会社イーコスがコンサルティングサポートを行っています。
リターナブル容器の回収

~捨てない文化を、びんから~
リターナブル容器は、洗浄・消毒を経て繰り返し使用できる、環境にやさしい容器です。国内では、多くのビールびんや樽詰商品がこのリターナブル容器として回収・再使用されており、販売されたビールびんの約90%が再び容器として使われています。一方で、クラフトビールや海外製品の一部には、再使用されず資源ごみとしてリサイクルされる「ワンウェイびん」もあります。

ビール工場からお店、お客様の元に渡ったリターナブル容器は、お店に返却していただく事で、ビール工場へと戻り、リターナブル容器としておおよそ20回~30回、使用年数は8年~10年使用されます。
※ワンウェイ瓶の回収は行っておりません。
当社グループでは、リターナブル容器の価値や仕組みを広めることが、持続可能な社会への第一歩だと考えています。地域イベントや企業・団体との連携を通じて、リターナブル容器の啓発活動や回収促進に取り組み、今後も、リターナブル容器の活用をはじめとする資源循環の取り組みを通じて、環境に配慮した社会づくりに貢献してまいります。